海南漢族の飲食習俗
海南の人はあっさりした味を好む。四方を海に囲まれ、その恵まれた自然地理環境は珍しい山海珍味を豊富に作り出す。海南で食べる海鮮は、新鮮な素材の生き生きした本物の味。海南の四大名菜:和楽蟹、文昌鶏、加積アヒル、東山山羊は、味と香りが良いだけでなく、栄養もあり健康に良い。
海南の人はお茶を飲むことが好きで、至る処に様々な様式の小さい茶館が見える。
それ以外にも、海南は民族の特色あるおやつに溢れている。
もし、海南の友人宅を正式に訪れる時は、手ぶらで行かず、友好の証としてお土産を持っていく方が良い。当然、漢族の友達も接待の準備をしている。客人として食事をする時は、箸でお椀を叩き、音を出してはいけない。箸で相手を指して話してもダメ、箸をお碗の中に挿すことも禁忌である。逆に食卓の縁上に並べる。
宗教信仰
海南は多くの宗教を信仰する省であり、今は仏教、イスラム教、天主教、キリスト教と道教など五種類の宗教がある。信者は約八万人、その中でもキリスト教と仏教の人数が多い。
少数民族
海南島の主要少数民族はリー族と苗族である。海南リー族は海南の先住民である。彼らの住居、飲食、服飾、婚姻、祝い事はすべて独特の風情がある。リー族の伝統的な祭りは“三月三”と呼ばれ、伝統的な舞踊として“打柴舞” “春米舞”“銭鈴双刀舞”等があり、深い民族の特色と、強烈な芸術的魅力がある。
海南苗族は主に海南島中部の山に居住し、農耕と栽培を主に行い、また商業も行っている。苗族男女の服装は紺色が主であり、服飾は強烈な民族の特色がある。織物や刺繍工芸に造詣が深く、家紋も豊富で色彩が鮮やか、ろうけつ染めは海南苗族織物刺繍の特有の技芸である。
リー族苗族の飲食習俗
リー族が食事をする時は、必ず年長のお客様が席につくまで食べない。もち米ご飯を食べる時も必ずお客様のご飯を十分に盛る。リー族が客を招くとき、必ず食卓には、同じ物―つまり酒が置かれる。酒の席では、男性客はまず酒を飲み、それから食事をする。女性客はまず食事をとってから酒を飲む。主人は客のお酒に付き合うのみで、食事には付き合わない。なぜなら、お客様が食事をとる時に気を使わないようにするためだ。酒の席では、グラスと皿を下向けにしない。また箸を交差させたり、箸の頭と先を反対にしない、これは失礼な行為になる。
海南苗族も客をもてなすのが好きな民族であり、酒も苗族の生活になくてはならないものである。食事の時はリー族と同じく、男性客は先に酒を飲み、それから食事をとる。女性客は先に食事をしてから酒を飲む。もし食卓の上に鶏、鴨などの豊富な食物があったら、主人はおもてなしの証として、箸でお客様の皿に休みなく置く。キリスト教を信仰している地区では、食事前にお祈りをする。苗族は犬や猫の肉を食べることを忌み嫌う。
リー族苗族の禁忌
海南のリー族、苗族は、非常にお客様を友好的に迎える民族である、しかし、彼らの生活と飲食習俗の上で、非常に多くの禁忌がある。もしリー族苗族の友人宅に招かれた時は、彼らの禁忌をおかしてはいけない、友好な関係を壊すことになる。
先祖を祭る
海南の人は旧暦の1日と15日、或いは旧暦の2日と16日に各種の重要な節句があり、それらの日はいつも鶏や鴨を殺して先祖を祭る。
軍坂祭
海南の各市県民間の最大規模の祭り祝日で、祭り神は南北朝時代の南方の女傑冼太夫人。
三月三日
海南リー族、苗族は、楽しむ事を大切にする習俗がある。毎年3月下旬或いは4月上旬(つまり旧暦の3月3日)に海南国際椰子祭りを開催する。それは文化、民俗、体育、経済貿易が融合され、一体となる大型観光文化祭りの活動である。
換花祭り
毎年旧暦の正月十五日の夜、海南の琼山市が一年に一度の風情ある独特な祭りを開催する。
琼山府の一年に一度の独特の風味がある盛大な会―花換え祭りは、もともと琼山特有の民間の祭りで、悠久の歴史がある。しかし以前は香りを換えるもので、花を換えるものではなかった。良い香りの火は尽きない、という意味だったのだ。今は香りを換えるのではなく花を換えるようにと変わった。その活動形式、規模、範囲、区域は次第に拡大し、形成され、友好で、美しく、幸せで楽しいことが一体となった新しい娯楽となった。
儋州民間歌謡節
毎年中秋の時期に行われる儋州の民間歌謡祭。歌謡祭のメイン活動内容は儋州山歌、伝統的歌合戦と“月見”などの項目がある
海南歓楽節
海南島歓楽節の歴史は海南島が中国の観光島と打ち出されたところに由来する。必ず海南島を人気の観光地或いは旅行客が楽しく旅行出来る観光地にする為、海南省全土で行う祭りである。毎年11月に行われ、この祭りの特色は“旅行の企画、歌って旅をするゲーム”である。海南の各地域を通して、旅行界を主に社会の各方面をも魅了する各種旅行と娯楽活動を行う。国内外の旅行客にリラックスし楽しむ旅行のリゾート環境を提供し、海南の「楽しい海の島、リゾート天国」の旅行の形を作る。
龍舞 獅子舞
海南漢族地区の小正月や盛大な式典では龍舞と獅子舞が現れる。全ての踊る龍は、民間の職人で制作される。
端午節のドラゴンボートレース
毎年端午節では、万寧の和楽鎮港北港が、チャイニーズドラゴンボートレースの初戦の場となりレースが開催される。