進化を続ける 海南島 瓊海(チョンハイ)市

進化を続ける 海南島 瓊海(チョンハイ)市

時間: 2019        場所: 海南

 瓊(チョンハイ)市にスーパー病院

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海南省瓊海(チョンハイ)市といえばボアオ・アジアフォーラムが思い浮かぶ事だろう。毎年4月にアジア各国のリーダーが集まり国際会議を行うのがここ、チョンハイ市のボアオという海沿いのリゾート地である。その為、チョンハイ市には国際空港もあり、街も道路もすべてが整っている。


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大自然の山、海辺のリゾート、田舎の田園風景等、なんでも揃っているチョンハイ市だが、今回紹介したいのは、2013年から開発が始まった最先端の「国際医療タウン」の存在だ。

ボアオ・アジアフォーラムの会場とチョンハイボアオ空港のちょうど中間あたりに位置する「国際医療タウン」はその名の通り、その一角がすべて医療に関係するビルが立ち並んでいるのだ。そして中国政府がこの医療タウンにはいくつかの特許を与えており、外資の制限が少なく、自由に医療研究を行うことが出来る。海外の薬や技術、医療器具もまずここに来て審査され、最短3-7日で許可が下りるとのことだ。


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病院はもとより、研究を行う施設や、患者の家族が泊まれるマンションなどもあり、現段階で、すでに7つの病院と総合サービスセンターの8つのビルが建っている。

海外との連携を許されたそれらの病院は、国内外の様々な有名ドクターが名を連ねている。もちろん日本からも研究チームが参加している。


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その一人である小田治範医師は、NK免疫療法を主とした癌治療研究の権威で、もともと中国吉林省生まれと言う経歴もあり、中国語もペラペラ。なんとも頼もしい。

そしてその名もびっくりな「ボアオスーパー(超級)病院」の入り口には、どんな言語も対応する事をうたった看板。そして受付に置かれているのはQRコード。これで予約するようだ。ここがいわゆるハブ空港の役割を果たしているそうで、ここから病気によって色々なところへ案内されるというシステム。ここに来ればどんな病気にも対応してくれそうな頼もしい町である。


住所:海南省博鰲水城大霊湖計画区万泉河側


チョンハイ市に温泉ランド

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チョンハイ市は、官塘温泉という有名な温泉地がある。そこに今年(2019年)インターコンチネンタルホテルグループである「ホリディ・インリゾートチョンハイ官塘」が出来た。

白石嶺と美嶺湖の間にあるこのホテルは、東側の部屋からは湖が見え、西側の部屋からは山が見えるという最高の立地である。それだけでも素晴らしいが、ここの最大のウリは、大人向け箱根小涌園のような数々の露天温泉があることだ。大小合わせて25個あるというその温泉は、ヨモギ風呂や、美顔風呂、超音波風呂など効能別に、様々な種類の温泉がある。また室内外ともにプールのような大型温泉もあり、宿泊客以外の人も入れるそうだ。さらに嬉しいことに、小腹がすいたら軽食も無料で食べられる休憩スペースが隣接しているという至れり尽くせりの徹底ぶり。


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山を眺めながらの温泉は朝7時30分から夜23時まで営業。このホテルの宿泊客はいつでも何度でも自由に入ることが出来る。


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さらに温泉だけではない、ここはゴルフ場もあれば、子供が遊べるミニ遊園地までついているのだ。ファミリー層も楽しめる子供向けアトラクションルームもあり、老若男女すべてが満足出来る作りになっている。ミニ遊園地はホテルの隣にあり、若干離れた所にあるので、ホテル自体は湖と山に囲まれた静かな温泉リゾートホテルで、遊園地の騒音は気にならない。山奥で不便かといえばそんなこともなく、近くのスーパーや美食街へのシャトルバスもある。


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もちろんホテルでの食事も充実している。夕食は蒸し海鮮バイキングや通常のアラカルトもあり、ロビーのカフェスペースは夜、生演奏があり、屋上では星空を見ながらのBBQが楽しめる。これだけ充実していると外に出かけなくてもホテルだけで一日中楽しめそうだ。


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中国のホテルは一人単位ではなく、一部屋単位なので、1泊朝食付きで1万円~お値段は、2人で泊まれば一人5000円程度である。今回の取材を終え、次回は、絶対に友人や家族を連れてまた来よう!と思わせるホテルであった。


住所:中国海南省瓊海市嘉積鎮官塘白石嶺風景区


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