国慶節の中国式ホームパーティー
国慶節の中国式ホームパーティー
時間: 2019 場所: 海南
中国の国慶節10月1日に友人の中国人ご夫婦に誘われ、国慶節のホームパーティーに参加させてもらった。
そのお家のバルコニーがとても広く、いわゆる一軒家の庭くらいの広さはあるだろう。
さらに流し台もあるので、調理や準備もそこで出来る。日本でこのようなお家に住める人は大富豪だけである。
海南島では、安くはないだろうが大富豪でなくとも、このような贅沢な家に住めるところが素晴らしい。
夕方16時くらいから準備が始まり、女性を中心に家の中のキッチンとバルコニーのキッチンの2か所で準備が始まる。
海南島らしく「海南粉(海南ヌードル)」という地元料理や、海老や蟹などの豊富な海鮮、海南島の鶏のBBQなど、材料はとても贅沢なものだ。
食事の時間が近づくと、さらに人数は増え、子供の数も加えれば30人近い人数になっていた。
バルコニーに10人がけのテーブルを2台、家の中にも1台設置。よくもこんなに大人数の料理が作れるものだと感心する。
しかし、逆に準備する人数も多いので、わいわいと楽しくやっているようだ。
面白いのは、親族のみならず、同じマンションの友人家族なども参加している事だ。さらに彼氏や彼女を連れてきている若者も。
中国の良さはこういう所だろう。親族のパーティーだが「来るもの拒まず」だ。かくいう私も友人夫婦に誘われた赤の他人である。
親族のパーティーに他人が混ざっていて誰も気にしない、という事は日本では、ほぼ有りえないだろう。
一応紹介はして頂いたが(中国では紹介の無い場合も多い)、まったく覚えられないので、とりあえず近くに座っている人と楽しく会話をして終わる。これが中国式。
男性は「白酒」と呼ばれるアルコール度数40-50度もあるお酒を飲み、女性はジュースやビールなどで食事と会話を楽しむ。
おしゃべりを楽しんでいる間にも手の空いた人がサクサクと終わった料理を片付け始め、気づくと人数も減っていて、テーブルの上も綺麗になっている。なんとも手際のよいことだ。このような大宴会も慣れている様子だ。最後は海南島の豊富なフルーツで締めくくり宴会は終わりを告げた。
核家族化している日本では、なかなか味わえない大家族の宴会に参加し、気さくな中国人の方との交流は日本では経験出来ない中国の楽しみ方の一つであろう。